蔵人日記

蔵人から皆様へのメッセージ

2017.04
2017.04

2017年5月17日 原酒の貯蔵・アルコール調整を行う“徳田秀樹”です!

蔵人として9年目。生産部・製造課で活躍する「徳田 秀樹」は、原酒の貯蔵・割水を担当しています。長い仕込み期間を経て出来上がった宝山の原酒は、90日以上の間、ゆっくりと熟成期間に入ります(;´-`)

生まれたばかりの焼酎をやわらかく落ち着かせるためには、人の手ではなく“時間”という“素材”が最も大切です。宝山の原酒は貯蔵方法と貯蔵期間によって、それぞれが求める酒質へと近づいて行きます。

徳田が行うのは貯蔵期間の間、焼酎の熟成具合と酒質を常にチェックしながら、「宝山」としてお客さまのもとへ出荷するタイミングを見極めることです。そんな徳田のメッセージを、皆さまもぜひご覧ください(*^_^*)

■徳田より。

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長い仕込み行程を経た宝山の酒質を決める大切な工程ですので、蔵に入る時は常に緊張感を持つように心掛けています。蒸留器から垂れたばかりの原酒には、余分な脂分など含まれているので、それらを丁寧にすくい取るところから私の仕事は始まります。

あまりやりすぎてしまうと、旨みもいっしょに損なってしまうので、求める酒質に不要なものだけを取り除くことが大切です。濾過した原酒は濁りが取れて透き通っていますが、この段階ではまだ独特のピリピリとした香りが残っています。ここからしっかり時間をかけて焼酎をやわらかくし、香りと味を落ち着かせることが、貯蔵・熟成の役割です。

アルコール度数も常にチェックしながら、時折、櫂(かい)を入れ、ゆっくりと酒質を高めていくことで、それぞれの銘柄の個性がより鮮明になってきます。(櫂入れ=撹拌のこと)

こうした貯蔵・熟成期間を終え、原酒と割り水を合わせてアルコール調整を行うタイミングが最も緊張する瞬間です。ここでの間違いは取り返しがつかないのでとても慎重な作業が要求されます。

これからもさらに経験を重ねて、お客さまに心から「美味しい!」と言っていただける宝山の品質を追求していきます。

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